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気に入った演奏についてあれこれ
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 ハードロックのベーシストの草分け的存在。中音域のしっかりと効いた渋い音。時々ピック弾きもしますが、大抵はかきむしるようなフィンガーピッキングです。

 1stアルバム『BLACK SABBATH』1曲目の「BLACK SABBATH」。ものすごい暗黒な雰囲気を醸し出してますね。BLACK SABBATHの曲で、ゆっくりテンポの部分はこの人のベースが映えます。

BLACK SABBATH「BLACK SABBATH(PV)」




 『BLACK SABBATH』収録「N. I. B.」では、ワウをかけたベースソロを披露しています。「N. I. B.」をライブでやる時は、ベースソロは入れないみたいですね。

BLACK SABBATH「N. I. B. (studio)」




 ちなみに、「N.I.B.」ではないですが、ライブでのベースソロはこんな感じ。この音の揺らし方とかチョーキングの入れ方、この人の特徴ですね。最近の映像です。




 2ndアルバム、『IRON MAN』収録、「IRON MAN」のリフは一度聞くと頭から離れないような印象的すぎるリフ。どろーん、としたスローなリズムをベースが作り出している。速くなるところでは、攻めつつもしっかりとギターを支えている。


BLACK SABBATH「IRON MAN」




 アップテンポな曲でもしっかり重みのあるベースライン。

BLACK SABBATH「PARANOID」




 「WAR PIGS」の鬼気迫る演奏もたまらない。

BLACK SABBATH「War Pigs (Live in Paris 1970)」





 僕が良く聞いているのは3rdアルバム『MASTER OF REALITY』。「SWEET LEAF」のリフは印象的ですね。余談ですが、RED HOT CHILI PEPPERSやBUTTHOLE SURFERSの曲に、この曲のリフを使ったものがあります。

BLACK SABBATH「Sweet Leaf(live 1981)」





 「Sweet Leaf」のベーストラックだけ取り出すとこんなかんじ。ユニゾンのようで微妙にギターリフと違うフレーズ弾いているのが、よくわかります。

Black Sabbath「Sweet Leaf (Bass Track)」




 「AFTER FOREVER」メインリフ、ハイフレットで入るフレーズも荒々しいようで繊細。良いです。

BLACK SABBATH(REUNION)「AFTER FOREVER」



 といった感じで、Ozzy在籍時のアルバムばかりあげてしまいがちですが、Dioになってからの曲も良いんですよ、ベースラインは一見地味ですが渋いんです。

Black Sabbath「Children Of The Sea(Live in Oakland 1992)」




 Heaven and Hell(ほぼDio在籍時のBLACK SABBATHメンバーが名前変えてた時のバンド)もかなり渋いです。

Heaven and Hell「Heaven and Hell(Live at the Radio City Music Hall 2007)」




 ソロ活動のバンドGeeZeRは、BLACK SABBATHとはまた違った印象。ちょっとミクスチャーっぽいリズムだなー、と感じたんですがどうでしょう?

GeeZeR「Man in the Suitcase」
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 WE ARE!(ウィーアーエクスクラメーション)のベーシスト。高校時代から、まさに"あこがれ"ていたベーシストでした。

 ガシガシとピックで力強く弾く、しっかりと芯のあるベースラインはGOD'S GUTSの谷口順さんも思わせるのですが、もっとすっきりしたシャープな音です。ただルート弾きでも、耳をひきます。

『HOLIDAY LAND』(4人編成versionなので『のらくら』か?)より、「あこがれ」ライブ映像




『Treatment Journey』より、「PAIN part Ⅱ」PV




 『PARKING PACT』『BIG SUMMER』なんかのミニアルバムだと、ちょっとニューウェーブっぽいメロディックで変わった(良いたとえかはわかりませんが、fOULの平松さんのような)ベースラインが多かったのですが、『HOLIDAY LAND』や4人編成になってからの『Treatment Journey』『のらくら』なんかだとシンプルにどっしりと弾いてる印象。

 どの演奏でもドキドキワクワク感満載ですが、個人的には「フラッター」や「くつわはずし」「インビジブルシー」なんかのベースラインが好きです。


 誰もが聴いたことのある素晴らしいベースラインを残しながら、超無名のスタジオミュージシャン。

 とりあえず、とんでもない数の参加楽曲の内、いくつかを上げていくとこんなかんじ。

BEACH BOYS『PET SOUNDS』
The DOORS「LIGHT MY FIRE」
Simon and Garfunkel「Scarborough Fair」
MISSION IMPOSSIBLE THEME
Stevie Wonder「I Was Made To Love Her」
Four Tops「Reach Out, I'll Be There」
Diana Ross & The Supremes「You Can't Hurry Love」

 え、Diana RossとかFour Topsとか、モータウンのベースラインは全部、FUNK BROTHERSのジェームス・ジェマーソンだろ!と思ってた人はこちらをご参照ください。

http://www.addmoremusic.net/Motown/mot_toc.html

 どうやら、当時、FUNK BROTHERSの方々のドラックやら泥酔やらに手を焼いたモータウンが、LAのスタジオミュージシャンに代わりに演奏を頼むという事は結構あったらしいのです。だけど、キャロル・ケイが演奏やったって事はあまり公にしたくなかったようです。何しろ白人でしかも女性だからね。

 もちろんジェマーソンの最低限に絞り込まれたフレーズやきめ細かいミュートの入れ方など渋くてもう本当に素晴らしい。それに対して彼女のベースラインは立ち上がりの速い音で、時々フレーズがめちゃめちゃギラギラ派手。

 このベースラインをカッコよくないと思う人なんているんだろうか。名曲「You can't hurry love(恋はあせらず)」。のびのびとしてるようで、リズムの切り方はきちっとしてる。

Diana Ross & The Supremes 「You can't hurry love」




 この曲の和音の入れ方(いわゆるダブルストップ)とかメロディックなフレーズとかやばいですよ。

Bill Cosby& Quincy Jones「Hikky Burr」




 メロディックで印象に残るベースラインがたくさんあります。ちょっと高めのフレットの音をよく使いますね。

Stevie Wonder「I Was Made To Love Her」



 この曲なんて、演奏の半分ぐらいは彼女のベースラインで出来ているといっても過言ではないんじゃないでしょうか。

The four tops「Reach out i´ll be there」



 おばあちゃんになってからの映像ですが、こちらでキャロル・ケイの演奏している姿が見れます。フラットワウンド弦をピック弾きです。音と音のつなぎが滑らか。

Carol Kaye interview




 彼女はベースを教える側の立場としても多くの人々に影響を与えており、なんでもThe POLICEのSTINGやLED ZEPPELINのJohn Paul Jonesなど多くのミュージシャンが彼女の教則本を使っていたそう。彼女の公式ホームページは宝の山です。
http://www.carolkaye.com/



 変則ゴリゴリなパワーバイオレンスハードコアバンド、SPAZZのベーシスト。図太くてバリバリと歪みまくった音のベース。スローになったり、ものすごい速さで動きまくったり、変拍子になったり、なかなか思いつかないようなリフを、たいがい1分以内の楽曲に惜しげもなく入れまくります。なんなんだ、この異形すぎるタイム感。


SPAZZ live映像、これ弾き方とかも最高ですね!!




 複雑なリフの中で、一瞬だけシンプルなエイトビートのルート弾きとかする瞬間もあって、そのタイトさが実にカッコいいです。

SPAZZ LAST LIVE




 SPAZZよりも前には、STIKKYというバンドで、ベースを弾いていました。やっぱり、いかつくて奇妙なリズムは入れてきてますが、なんだかもうちょっとパンクロックっぽいです。なかなか愉快な感じもあります。

STIKKY live映像




 素晴らしい(とんでもない)音源をリリースしているハードコアレーベルSLAP A HAMのこと、とんでもない奇怪な音源(変なピコピコしたシンセ音にブラストやら変拍子のドラム)の活動、ボーカリストとしての声の素晴らしさ、意外すぎることにNO USE FOR A NAMEのオリジナルメンバー(ギター)でもあること、などなど面白いことはたくさんあるのですが、ベーシストという枠組みから外れてしまうので今回は割愛します。

最後にSPAZZの、素敵なベースラインの数曲

「A Prayer For The Complete & Utter Eradication Of All Generic Pop-Punk」


「Loach」


「Lethal」「Sweatin to the Oldies」





追記:
 Dave Wittとのユニット、East West Blast Test。2ndアルバムは前に書いた通りブラストと変なピコピコ音の音源でしたが、1stは割とハードコアっぽい曲が多かったです。ベースラインカッコいいです。SPAZZよりはシンプルかな。

East West Blast Test






 ファンクバンドJAGATARA、"暗黒大陸じゃがたら"時期からのオリジナルメンバー。じゃがたらのメンバーのなかで、音楽的に一番重要なメンバーといっても過言ではないのではないだろうか。
 この人のベースラインは、かっちりとしてフュージョンぽいんだけども、乱れるときには乱れるベース。割とはっきりくっきりしてるんだけど、怪しい音。


 ハードロックのリズムだったり、レゲエやブルース。変幻自在のベース。

じゃがたら「家族百景」





 ハイフレットでのメロディックなフレーズの使い方も巧い。

じゃがたら「無差別テロ」





 いろいろ起こる曲「Hey Say」。番組で演奏した時は、横山サケビ氏が乱入したり、"天国注射の昼"の時はメンバーじゃない人がアジテーション始めたり、そんな中でも、淡々と弾き続けるメンバーがカッコいいですよね。そして、じつはベースラインがミニマルなんだけどカッコいい。

じゃがたら「Hey Say(曲中、横山氏乱入)」




 Tomatosメンバーとしての演奏では、あまり怪しさは感じませんね。ポップなランニングベースの曲、「ブラブラ」。

Tomatos「ブラブラ」





 最後に、じゃがたら「でも・デモ・DEMO」。裏拍からベースが入るイントロがカッコいいです。

じゃがたら「でも・デモ・DEMO」
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