気に入った演奏についてあれこれ
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誰もが聴いたことのある素晴らしいベースラインを残しながら、超無名のスタジオミュージシャン。
とりあえず、とんでもない数の参加楽曲の内、いくつかを上げていくとこんなかんじ。
BEACH BOYS『PET SOUNDS』
The DOORS「LIGHT MY FIRE」
Simon and Garfunkel「Scarborough Fair」
MISSION IMPOSSIBLE THEME
Stevie Wonder「I Was Made To Love Her」
Four Tops「Reach Out, I'll Be There」
Diana Ross & The Supremes「You Can't Hurry Love」
え、Diana RossとかFour Topsとか、モータウンのベースラインは全部、FUNK BROTHERSのジェームス・ジェマーソンだろ!と思ってた人はこちらをご参照ください。
http://www.addmoremusic.net/Motown/mot_toc.html
どうやら、当時、FUNK BROTHERSの方々のドラックやら泥酔やらに手を焼いたモータウンが、LAのスタジオミュージシャンに代わりに演奏を頼むという事は結構あったらしいのです。だけど、キャロル・ケイが演奏やったって事はあまり公にしたくなかったようです。何しろ白人でしかも女性だからね。
もちろんジェマーソンの最低限に絞り込まれたフレーズやきめ細かいミュートの入れ方など渋くてもう本当に素晴らしい。それに対して彼女のベースラインは立ち上がりの速い音で、時々フレーズがめちゃめちゃギラギラ派手。
このベースラインをカッコよくないと思う人なんているんだろうか。名曲「You can't hurry love(恋はあせらず)」。のびのびとしてるようで、リズムの切り方はきちっとしてる。
Diana Ross & The Supremes 「You can't hurry love」
この曲の和音の入れ方(いわゆるダブルストップ)とかメロディックなフレーズとかやばいですよ。
Bill Cosby& Quincy Jones「Hikky Burr」
メロディックで印象に残るベースラインがたくさんあります。ちょっと高めのフレットの音をよく使いますね。
Stevie Wonder「I Was Made To Love Her」
この曲なんて、演奏の半分ぐらいは彼女のベースラインで出来ているといっても過言ではないんじゃないでしょうか。
The four tops「Reach out i´ll be there」
おばあちゃんになってからの映像ですが、こちらでキャロル・ケイの演奏している姿が見れます。フラットワウンド弦をピック弾きです。音と音のつなぎが滑らか。
Carol Kaye interview
彼女はベースを教える側の立場としても多くの人々に影響を与えており、なんでもThe POLICEのSTINGやLED ZEPPELINのJohn Paul Jonesなど多くのミュージシャンが彼女の教則本を使っていたそう。彼女の公式ホームページは宝の山です。
http://www.carolkaye.com/
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変則ゴリゴリなパワーバイオレンスハードコアバンド、SPAZZのベーシスト。図太くてバリバリと歪みまくった音のベース。スローになったり、ものすごい速さで動きまくったり、変拍子になったり、なかなか思いつかないようなリフを、たいがい1分以内の楽曲に惜しげもなく入れまくります。なんなんだ、この異形すぎるタイム感。
SPAZZ live映像、これ弾き方とかも最高ですね!!
複雑なリフの中で、一瞬だけシンプルなエイトビートのルート弾きとかする瞬間もあって、そのタイトさが実にカッコいいです。
SPAZZ LAST LIVE
SPAZZよりも前には、STIKKYというバンドで、ベースを弾いていました。やっぱり、いかつくて奇妙なリズムは入れてきてますが、なんだかもうちょっとパンクロックっぽいです。なかなか愉快な感じもあります。
STIKKY live映像
素晴らしい(とんでもない)音源をリリースしているハードコアレーベルSLAP A HAMのこと、とんでもない奇怪な音源(変なピコピコしたシンセ音にブラストやら変拍子のドラム)の活動、ボーカリストとしての声の素晴らしさ、意外すぎることにNO USE FOR A NAMEのオリジナルメンバー(ギター)でもあること、などなど面白いことはたくさんあるのですが、ベーシストという枠組みから外れてしまうので今回は割愛します。
最後にSPAZZの、素敵なベースラインの数曲
「A Prayer For The Complete & Utter Eradication Of All Generic Pop-Punk」
「Loach」
「Lethal」「Sweatin to the Oldies」
追記:
Dave Wittとのユニット、East West Blast Test。2ndアルバムは前に書いた通りブラストと変なピコピコ音の音源でしたが、1stは割とハードコアっぽい曲が多かったです。ベースラインカッコいいです。SPAZZよりはシンプルかな。
East West Blast Test
ファンクバンドJAGATARA、"暗黒大陸じゃがたら"時期からのオリジナルメンバー。じゃがたらのメンバーのなかで、音楽的に一番重要なメンバーといっても過言ではないのではないだろうか。
この人のベースラインは、かっちりとしてフュージョンぽいんだけども、乱れるときには乱れるベース。割とはっきりくっきりしてるんだけど、怪しい音。
ハードロックのリズムだったり、レゲエやブルース。変幻自在のベース。
じゃがたら「家族百景」
ハイフレットでのメロディックなフレーズの使い方も巧い。
じゃがたら「無差別テロ」
いろいろ起こる曲「Hey Say」。番組で演奏した時は、横山サケビ氏が乱入したり、"天国注射の昼"の時はメンバーじゃない人がアジテーション始めたり、そんな中でも、淡々と弾き続けるメンバーがカッコいいですよね。そして、じつはベースラインがミニマルなんだけどカッコいい。
じゃがたら「Hey Say(曲中、横山氏乱入)」
Tomatosメンバーとしての演奏では、あまり怪しさは感じませんね。ポップなランニングベースの曲、「ブラブラ」。
Tomatos「ブラブラ」
最後に、じゃがたら「でも・デモ・DEMO」。裏拍からベースが入るイントロがカッコいいです。
じゃがたら「でも・デモ・DEMO」
Aoyama氏はハードコアバンドのベーシストなのですが、作り出す世界観はとてつもなくサイケデリック。ジャーマンのサイケを聴いているような、ゆったりとした感覚になります。
Collapse Society「Useless System」
collapse society ライブ映像
Deconstruction『demo』
この映像だと、ムスタングベースを使ってますね。SENSELESS APOCALYPSEなんかのステッカーに混じって、ねこじるのステッカーが貼られてて、かわいいです。
Abraham Cross「feeling in soil」
deconstructionだと、『All Crusties Spending Loud Night 2002』ってDVD、Abraham Crossだと、『SPIRAL TRIBE』ていうDVDや『,夜』っていうコンピで、ライブが聴けます。どちらも凄い世界観です。
どぅおーんってうねってて、ぐおーんと響く、とんでもないベースです。
ドイツのサイケバンド、Ash ra tempelの初期ベーシストです。とんでもなくもやもやとした音で、スライドなどを用いて滑らかに弾くので、一音一音ではなく、低音の濁流が流れているように聴こえます。
1st アルバム収録「Amboss」。かなりうねりまくってて、実はメロディックなベースライン。ドラムと一緒になって曲に与えるスピード感。
2nd アルバム収録のブルースセッション。もこもことした音質でとても厚みがある音。ゆったりと弾いています。2ndアルバムは彼が主導を取っていたとも言われます。彼の内部のサイケデリック世界を表現した作品なのかもしれません。
『Schwingungen』「light look at your sun」
ベースが入り始めるまで、3分ぐらいかかりますが、徐々に入ってくるベースはたまりません。いつのまにか曲全体を覆い尽くす低音となって、流れ込んでくる感じです。
『Schwingungen』「Darkness - Flowers Must Die」
ティモシー・リアリーとの共演アルバム「Seven Up」では、強烈なサウンドエフェクトの中で割とシンプルなベースラインを弾いています。
『Seven Up』
エンケ脱退前最後のアルバムではかなりメロディックなベースラインを聴くことが出来ます。
『Join In』「Freak 'N' Roll」
基本的には曲の中盤の盛り上がり初めからベースの音が入り始めるので、辛抱強く聞かない人は彼のベースになかなか気がつかないかもしれません。しかし一度注意して聴いてみるとかなり個性的な音を出しているベーシスト。彼の音が初期アシュラテンペルの狂気サウンドを生み出していたのだと気付くはず。
残念なことに、ドラックで廃人と化してしまったので、4thより後にでた音源では彼のベースを聴くことが出来ません…。
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