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 誰?って感想を持った人が大半かもしれないけど、ハードコアバンドSIEGEのベーシストです。やけくそみたいなブラストがたくさん入るバンドなんだけど、彼のベースラインもまたやけくそみたいな感じで素晴らしいです。

SIEGE「DROP DEAD」




 この曲とか、何が起こってるのかよくわかりません。ブレイクで入るベースラインがぐっちゃぐちゃ過ぎてカッコいいですね。

SIEGE「Armageddon」




 イントロのスローテンポのベース、変なリズム、変なメロディーですよね。ベースの音バリバリしてるなー。

SIEGE「Conform」




 あとなんといってもライブでの弾き方にしびれる!!ジャンプの仕方とか、大股開きとか、真似したくてもなかなか真似できない動きで弾いてます。

SIEGE live at public access tv (boston 1984)
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 レゲエ・ダブを大幅に取り込んだポップソングバンド、FISHMANSのベーシストとして有名。フォデラの5弦ベースを弾きこなしすぎるぐらい弾きこなす超人である。とんでもない低音の効いたイコライジングで、有機的なグルービーなベース。しかし、よく聴けば、機械的にテンポをずらしたようなタイム感、粒のそろいすぎた強弱は、とても人間が出したとは思えない無機質なベースでもある。地味なようで派手、派手なようで地味なベースライン。

FISHMANS「Weather report」




 僕が初めて柏原譲氏のベースラインを聴いたのは「RUNNING MAN」。ロックステディーの名曲、Carlton & the shoes「Give me little more」を大幅に意識したであろう曲。スタンダードなレゲエナンバーだが、よく聴くとリズムは少し特殊な感じもする。速いのか遅いのかわからなくなる。

FISHMANS「RUNNING MAN」





 「I DUB FISH」では5弦の低音をかなり有効活用。とんでもない低音が曲の軸を作っている。

FISHMANS「I DUB FISH」




 ゆったりした曲の中でも、ベースラインの攻撃力を実感させられる。


FISHMANS「土曜日の夜」




FISHMANS「WALKING IN THE RHYTHM」




 メロディックなフレーズでしっかりと歌っている。歌としっかりつながる感覚がある。"歌はリズム楽器"と語っていたこともある。歌がリズムで、リズムが歌だなあ、と感じる。

FISHMANS「Just thing」




FISHMANS「season」







初期FISHMANSだと、アップテンポな曲も多い。非常にファンキー。

FISHMANS「感謝 (驚)」




 polarisにおいてもその個性を存分に発揮している。ファンキーで走るようなドラムに、もたもたとレゲエのリズムのベースが乗る。ずれているように聴こえて、アクセントが合う瞬間があって巧みな構成である。

poralis「季節」





「檸檬」ではボサノヴァ風のリズムを弾いているが、やはり聴いたこともないリズムである。

poralis「檸檬」





一体これはなんで思いつくんだ!?ってぐらい複雑に構築されたベースライン。けれども歌は邪魔しすぎない。こんなベースは到底弾けない…。


 ベーシストについての記事もついに25回24人(細野晴臣氏の記事が2回分あるため)に到達。第1~25回までを見やすくまとめました。リンクから各回の記事が読めます。



第1回 ベーシスト: mito(クラムボン)

第2回 ベーシスト: John Entwistle (The Who)

第3回 ベーシスト: 谷口順(idea of a joke、GOD'S GUTS、younGSounds etc.)

第4回 ベーシスト: Eric Wood(Man Is The Bastard、Bastard Noise)

第5回 ベーシスト: ベースウルフ ビリー(Guitar Wolf)

第6回 ベーシスト: Jack Bruce (CREAM)

第7回 ベーシスト: 射守矢雄(bloodthirsty butchers)

第8回 ベーシスト: Mike Watt (MINUTEMEN、J Mascis and The Fog、fIREHOSE、Iggy and the Stooges、 …etc.)

第9回 ベーシスト: NANA LALA FAFAFA(the futures、The Bacillus Brains …etc.)

第10回 ベーシスト: 二宮友和(eastern youth …etc.)

第11回 ベーシスト: 岡亨(JOHNS TOWN ALOHA、BREAKfAST、BOYSNOW …etc.)

第12回 ベーシスト: Cliff Burton(METTALICA)

第13回 ベーシスト: 秋本 "HEAVY" 武士(DRY&HEAVY、REBEL FAMILIA、HEAVY MANNERS)

第14回 ベーシスト: 川口 "リーダー" 賢太郎(54-71)

第15回 ベーシスト: Sting(The Police)

第16回 ベーシスト: Matt Sharp (WEEZER, The Rentals)

第17回 ベーシスト: 細野晴臣(YMO、はっぴいえんど、sketch show、tin pan alley …etc.)

第18回 ベーシスト: 細野晴臣(はっぴいえんど、tin pan alley、 YMO、sketch show…etc.)

第19回 ベーシスト: Hartmut Enke (Ash Ra Tempel)

第20回 ベーシスト: Aoyama Yasushi (Deconstruction, ABRAHAM CROSS, Collpse Society ...etc.)

第21回 ベーシスト: ナベ 渡邊正己 (JAGATARA、TOMATOS)

第22回 ベーシスト: Chris Dodge (SPAZZ、STIKKY ...etc.)

第23回 ベーシスト: Carol Kaye (Studio musician; Supremes、Stevie Wonder、The Doors、BEACH BOYS ...etc.)

第24回 ベーシスト: OJ (WE ARE!)

第25回 ベーシスト: Geezer Butler (BLACK SABBATH、Heaven and Hell、GeeZeR)




 ハードロックのベーシストの草分け的存在。中音域のしっかりと効いた渋い音。時々ピック弾きもしますが、大抵はかきむしるようなフィンガーピッキングです。

 1stアルバム『BLACK SABBATH』1曲目の「BLACK SABBATH」。ものすごい暗黒な雰囲気を醸し出してますね。BLACK SABBATHの曲で、ゆっくりテンポの部分はこの人のベースが映えます。

BLACK SABBATH「BLACK SABBATH(PV)」




 『BLACK SABBATH』収録「N. I. B.」では、ワウをかけたベースソロを披露しています。「N. I. B.」をライブでやる時は、ベースソロは入れないみたいですね。

BLACK SABBATH「N. I. B. (studio)」




 ちなみに、「N.I.B.」ではないですが、ライブでのベースソロはこんな感じ。この音の揺らし方とかチョーキングの入れ方、この人の特徴ですね。最近の映像です。




 2ndアルバム、『IRON MAN』収録、「IRON MAN」のリフは一度聞くと頭から離れないような印象的すぎるリフ。どろーん、としたスローなリズムをベースが作り出している。速くなるところでは、攻めつつもしっかりとギターを支えている。


BLACK SABBATH「IRON MAN」




 アップテンポな曲でもしっかり重みのあるベースライン。

BLACK SABBATH「PARANOID」




 「WAR PIGS」の鬼気迫る演奏もたまらない。

BLACK SABBATH「War Pigs (Live in Paris 1970)」





 僕が良く聞いているのは3rdアルバム『MASTER OF REALITY』。「SWEET LEAF」のリフは印象的ですね。余談ですが、RED HOT CHILI PEPPERSやBUTTHOLE SURFERSの曲に、この曲のリフを使ったものがあります。

BLACK SABBATH「Sweet Leaf(live 1981)」





 「Sweet Leaf」のベーストラックだけ取り出すとこんなかんじ。ユニゾンのようで微妙にギターリフと違うフレーズ弾いているのが、よくわかります。

Black Sabbath「Sweet Leaf (Bass Track)」




 「AFTER FOREVER」メインリフ、ハイフレットで入るフレーズも荒々しいようで繊細。良いです。

BLACK SABBATH(REUNION)「AFTER FOREVER」



 といった感じで、Ozzy在籍時のアルバムばかりあげてしまいがちですが、Dioになってからの曲も良いんですよ、ベースラインは一見地味ですが渋いんです。

Black Sabbath「Children Of The Sea(Live in Oakland 1992)」




 Heaven and Hell(ほぼDio在籍時のBLACK SABBATHメンバーが名前変えてた時のバンド)もかなり渋いです。

Heaven and Hell「Heaven and Hell(Live at the Radio City Music Hall 2007)」




 ソロ活動のバンドGeeZeRは、BLACK SABBATHとはまた違った印象。ちょっとミクスチャーっぽいリズムだなー、と感じたんですがどうでしょう?

GeeZeR「Man in the Suitcase」


 WE ARE!(ウィーアーエクスクラメーション)のベーシスト。高校時代から、まさに"あこがれ"ていたベーシストでした。

 ガシガシとピックで力強く弾く、しっかりと芯のあるベースラインはGOD'S GUTSの谷口順さんも思わせるのですが、もっとすっきりしたシャープな音です。ただルート弾きでも、耳をひきます。

『HOLIDAY LAND』(4人編成versionなので『のらくら』か?)より、「あこがれ」ライブ映像




『Treatment Journey』より、「PAIN part Ⅱ」PV




 『PARKING PACT』『BIG SUMMER』なんかのミニアルバムだと、ちょっとニューウェーブっぽいメロディックで変わった(良いたとえかはわかりませんが、fOULの平松さんのような)ベースラインが多かったのですが、『HOLIDAY LAND』や4人編成になってからの『Treatment Journey』『のらくら』なんかだとシンプルにどっしりと弾いてる印象。

 どの演奏でもドキドキワクワク感満載ですが、個人的には「フラッター」や「くつわはずし」「インビジブルシー」なんかのベースラインが好きです。
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