気に入った演奏についてあれこれ
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Operation Ivy、Rancid、もう一つの歌パートといっても過言ではない彼のベースライン。初期パンクさながらのクリーンで、バキバキした音ながら、しょぼさを感じない。The Whoのエントウィッスルに影響を受けた派手なベースラインが多く、ベースソロが入る曲も少なくない。
まず、Operation Ivyから。スカを大幅に取り込んだパンクバンドながら、かなり荒削りで激しい。彼のベースもメロデックながら暴れまわってるといった感じ。このころから、リードベースとしての存在感が凄いです。ゆったりした曲からめまぐるしく展開する曲まで幅広く弾いています。短い曲の中にいろんなフレーズ詰め込んでます。
Operation ivy「Sound system」
Operation Ivy「Freeze Up」
Oparation Ivy「Caution」
Oparation ivyの頃は、弾き方も尖がりまくってて、ジャンプの仕方とかものすごい。メロディーを激速でむちゃくちゃに引き倒してる感じです。
Operation Ivy live
Operation Ivy解散後、ギターのTim ArmstrongとともにRANCID結成。Operation Ivyの流れをかなり受け継ぎつつも、さらに洗練された演奏をしています。ベースラインに、更に磨きがかかってます。
「Hyena」は、彼らしいロカベリー色が前面に出ている曲ですね。渋いベースラインで始まります。
RANCID「Hyena」
ベースラインの重要性はRANCIDになってからさらに増したように思います。シンプルな楽曲の中で、のびのびとメロディーを奏でるベースが心地よいですね。歌を邪魔するどころか、引き立てるメロディーです。
RANCID「Journey to the End of the East Bay」
RANCID「Ruby Soho」
ジャマイカに渡り、サウンドプロダクションをスカ・レゲエに近づけた『Life Won't Wait』。今までのイメージとは一転、かなりどっしりとした厚みのあるベースも聴けます。
「Life Won't Wait」
その次に出したアルバムは、パンクロックに戻るどころか、D-Beatで押しまくりのかなりスピーディーなアルバム。このスピードで丁寧にメロディーを奏でるのはなかなか出来ません。
RANCID「It's Quite Alright」
リードベースは相変わらずどころか、どんどんパワーアップしていて、近年では、もうベースソロの時に何をやってるのかわからない次元に近づきつつあります。
RANCID「Maxwell Murder」
シンプルに弾いてる曲もあります。実は、ルート弾きでも心地いい音なんです。
RANCID「Fall Back Down」
技術うんぬんもあると思うんですが、やはり演奏にかける気迫というか本気度がヒシヒシ感じられます。
soft machine、2代目ベーシスト。『2nd』から『Six』までで移り変っていったsoft machineに、かなり長く残り続けたメンバーである。また、様々なセッションに参加し、カンタベリー・シーンでは重鎮のベーシストであった。
音は、ファズで歪ませまくっていて過激だが、サイケデリックというよりはアヴァンギャルドという言葉の方が適切だと思う。
初期においても、サイケデリックロックの楽曲の中で、ジャズのアプローチで攻めたという印象が強い。『Live at the Paradiso』では、彼が加入直後のライブツアーの様子がうかがえる。前のベーシスト、Kevin Ayers脱退後、急遽加入することなったためか、演奏はかなり荒々しいが、他のメンバーに負けないぐらいとにかく大きな音量を出してやろうという気概がうかがえる。
「As long as you lies perfectly still」『Live at the Paradiso』
大編成バンドとなり、ジャズロック~インプロビゼーション色が高まり始め、なおかつ自由になりすぎず、決まり事は守りつつの時期であった『Third』。プログレッシブロックとしてとらえやすい時期だと思う。「Slightly All the Time」での変拍子での基本リズム。広がって行く世界観をふちどる音と感じた。
「Slightly All the Time」『Third』
『Fourth』以降、セッション、インプロヴィゼーション要素を増していったsoft machine。彼のベースのアヴァンギャルドな面も表に現れやすくなったように思う。ところどころ、Roy Babbingtonとのダブルベース演奏の楽曲が表れ始める。しかし、彼のベースの存在感がかき消されることはなかった。まさにツインベース演奏である「Virtually」では、ふちどりをしつつ自在に動き回る部分も。曲の後半(Virtually Part. 1~4あるうちのPart. 3)では過激なファズベース。
「Virtually Part.1」『Fourth』
「Virtually Part.3」『Fourth』
『Fifth』『Six』では、soft machineはより繊細で奥深い世界観を描くようになるが、ヒュー自身の個性は次第に影をひそめていくように思われる。ただし、エフェクトをかけたベース音や、変拍子でミニマルなフレーズで曲をふちどるスタイルは聴くことが出来る。
「All White」『Fifth』
「1983」『Six』
彼のソロ作から、彼がどんなことをやっていきたかったのかがうかがえるのではないかと思う。代表作『1984』「Mini luv」ではエフェクトをかけたベースの多重録音という良い意味で大味なインプロビゼーションを聴くことが出来る。
「Mini luv」『1984』
カンタベリー・シーンの仲間たち(Elton Dean、Alan Gowen、Pip Pyle)と活動していた、Soft Heapはかわいらしいフュージョンといった感じである。ひたすらメロディーを奏で続けるベースライン。
「Terra Nova」『Soft Heap』
最後に、彼がライブで演奏している映像。難しい顔をしながらも、実に心地よさそうに演奏している。
Spitzのベーシストが上手いって知ってる人は結構多いと思いますが、ファン以外で、彼のベースに注目して聴いている人って、果たしてどれくらいいるのか?結構オールラオウンドプレイヤーかつ、目立ちたがり屋で個性発揮しまくりのベーシストです。
しっかりと歌の軸を支えながら、ギターのアルペジオと時々絡み合うベースラインが素敵ですね。
Spitz「群青」
Spitz「春の歌」
「ルナルナ」のファンキーなベースライン。
Spitz「ルナルナ」
さりげなくて聞き流してしまうんだけど、「渚」でシーケーンスに絡む高音のフレーズ。なかなか思いつかないベースの使い方、って感じ。
Spitz「渚」
って感じで、音源ちょっと聴いたことある程度の人だと、田村氏のベースの繊細な部分しか知らないんじゃないかと思います。
しかし、ライブになると暴れまくり。シールド抜けても跳び回ってたり、ベース壊しかけたり。暴れまわりながら弾くさまは、ファンの間では"田村ダンス"と言われているそうです。
ライブでは「8823」(The POLICEみたいな雰囲気漂う名曲!!)なんかの曲で、そのさまをみて取ることが出来ます。
Spitz「8823」live
ライブだと、ワウやワーミーなんかのエフェクターを使ったソロなんかも多くなります。田村氏はインタビューでBLACK SABBATHのギーザーからの影響を公言していたので、その影響ではないかと思われます。
Spitz「けもの道」live
「漣」ライブだと静かな勢いがありますね。ベース結構歪んでます。ムスタングベースでこんな音出るんだー、ってただただ関心。
Spitz「漣」live
田村氏がリーダを務めているバンド、MOTOR WORKSはコテコテのハードロックバンド。The Who、Kinks、Led zeppelinなんかのカバーもやってて趣味が分かりやすいです。
MOTOR WORKS「GOOD TIMES BAD TIMES」
とりあげるところがたくさんありすぎるベーシストですが、とりあえずこんなもんで。
最後に、Youtubeに、田村氏がライブで動き回ってる様子を、ファンが集めた映像集までありました 笑。
誰?って感想を持った人が大半かもしれないけど、ハードコアバンドSIEGEのベーシストです。やけくそみたいなブラストがたくさん入るバンドなんだけど、彼のベースラインもまたやけくそみたいな感じで素晴らしいです。
SIEGE「DROP DEAD」
この曲とか、何が起こってるのかよくわかりません。ブレイクで入るベースラインがぐっちゃぐちゃ過ぎてカッコいいですね。
SIEGE「Armageddon」
イントロのスローテンポのベース、変なリズム、変なメロディーですよね。ベースの音バリバリしてるなー。
SIEGE「Conform」
あとなんといってもライブでの弾き方にしびれる!!ジャンプの仕方とか、大股開きとか、真似したくてもなかなか真似できない動きで弾いてます。
SIEGE live at public access tv (boston 1984)
レゲエ・ダブを大幅に取り込んだポップソングバンド、FISHMANSのベーシストとして有名。フォデラの5弦ベースを弾きこなしすぎるぐらい弾きこなす超人である。とんでもない低音の効いたイコライジングで、有機的なグルービーなベース。しかし、よく聴けば、機械的にテンポをずらしたようなタイム感、粒のそろいすぎた強弱は、とても人間が出したとは思えない無機質なベースでもある。地味なようで派手、派手なようで地味なベースライン。
FISHMANS「Weather report」
僕が初めて柏原譲氏のベースラインを聴いたのは「RUNNING MAN」。ロックステディーの名曲、Carlton & the shoes「Give me little more」を大幅に意識したであろう曲。スタンダードなレゲエナンバーだが、よく聴くとリズムは少し特殊な感じもする。速いのか遅いのかわからなくなる。
FISHMANS「RUNNING MAN」
「I DUB FISH」では5弦の低音をかなり有効活用。とんでもない低音が曲の軸を作っている。
FISHMANS「I DUB FISH」
ゆったりした曲の中でも、ベースラインの攻撃力を実感させられる。
FISHMANS「土曜日の夜」
FISHMANS「WALKING IN THE RHYTHM」
メロディックなフレーズでしっかりと歌っている。歌としっかりつながる感覚がある。"歌はリズム楽器"と語っていたこともある。歌がリズムで、リズムが歌だなあ、と感じる。
FISHMANS「Just thing」
FISHMANS「season」
初期FISHMANSだと、アップテンポな曲も多い。非常にファンキー。
FISHMANS「感謝 (驚)」
polarisにおいてもその個性を存分に発揮している。ファンキーで走るようなドラムに、もたもたとレゲエのリズムのベースが乗る。ずれているように聴こえて、アクセントが合う瞬間があって巧みな構成である。
poralis「季節」
「檸檬」ではボサノヴァ風のリズムを弾いているが、やはり聴いたこともないリズムである。
poralis「檸檬」
一体これはなんで思いつくんだ!?ってぐらい複雑に構築されたベースライン。けれども歌は邪魔しすぎない。こんなベースは到底弾けない…。
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